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サッカー日本代表クラスの川島永嗣選手の「本当に『英語を話したい』キミへ」を読みました。

本当に「英語を話したい」キミへ LIVE YOUR DREAM [ 川島永嗣 ]

価格:1,430円
(2022/7/1 17:02時点)
感想(31件)

 

きっかけはテレビの密着取材(「ソロモン流」だったと思う。)

初版第1刷(2013年3月)を購入。もう9年も前なんですね。

 

当時は「英語話せるようにならなければ」と思いつつ、学校の課題を処理するだけで、 

数年後にはTOEICで900点間近までいくのだけど、その時も今も「話せる」とは言い難いです。

 

人並みに勉強はしたつもりですが、それでも話せない。

その原因は、

学んだことを口から出す回路を鍛えてないから

そして、

話しかける「勇気」を持ち続けなかったから

だな、と本書を読んで改めて感じました。

 

川島選手は中学の頃から英語の授業は真面目に取り組んでいたそうです。それでも話せなかった。

そんな彼の転機となったのは、21歳で友人を訪ね海外旅行へ行った時。

友人は日本語も話せるけど、友人からは「基本的には英語で通すよ」と言われ

いわば「日本語禁止」状態で一週間を過ごすことに。そして帰国する時には自身でも驚くほど成長を実感したのだとか。

 

ああ。

知識をつける努力だけでは話せないんだな。

積み重ねた知識+声に出す回路 だわ。

さまざまな勉強法にトライした結果、「言葉が口に出る回路」を発達させるには、とにかく実際に使ってみることが何より大事だということを僕は痛感しました。

出典:「本当に『英語を話したい』キミへ」(p.110)

そして、言葉を使ったコミュニケーションで最も大切なことが「話しかける勇気」

瞬間的に勇気を出せた場面はあったけれども、長続きしませんでした。多分見栄のせいです。あと、問題集を解き続けている方が、「進んでいる」感がありましたので、そういう方面ばかりやっていました。

 

僕がそれほどまでにショックを受けたり、挫折感を味わったりしながらも、語学の勉強を諦められなかったのには、理由があります。(中略)

  僕の中には「わからないことを知りたい」

というストレートな欲求があったと思うんです。外国のことを知りたい。知らない人と話してみたい。未知なる海外のサッカーを体験したい。(中略)もっと知りたい、もっと深く知りたい・・・。

出典:「本当に『英語を話したい』キミへ」(p.43-44)

学生時代、英語を学ぶ理由は、

「スコアを伸ばさなければいけない」

「大企業に応募するにはスコアが必要」

「課題の締め切りがある」

といった、そういう外的要因が多かったのではないか、と思います。

 

川島選手の上記の言葉で、

学ぶ理由が、

単なるそして内なる「もっと知りたい」だけでいいんだ、と少し楽になった心地です。

 

今は、テストもないし、仕事もまだ探してないし、

この「知りたい」という動機だけで進めるチャンス。

 

英語の学び直しと、他の言語への挑戦をはじめようと思う、今日この頃です。

 

ポイントまとめ

  • 継続・積み重ねが大事よ
  • 自分に合ったやり方を探し続けることよ。一つ二つのやり方が合わないからと言って諦めてはいけない
  • 口から出す回路を鍛えないと、学んでも話せるようにならない。
    • →学校や入団直後は読み書き知識を身につけてきたが喋れなかった
    • オーストラリアで英語縛りで過ごした
    • 知識の蓄積+声に出す、言葉にする 両輪ですね。前者に偏りがち
  • 「自分の言葉」をもとう。自分の意見をもとう。外国語を話せても、「自分の言葉」を持ってないと意味がない。自分の言葉を持つには?→読書

本全体に散りばめてあるメッセージは「トライ!!」

恥ずかしくてもいい、できなくてもいい、挑戦をし続けることが大事。